夫がガラリと変わってしまった。
こういう悩みを持つ人はすごく多いのです。
長年、夫婦コンサルをやってきた私から言わせると
むしろ結婚して変わらない男性のほうが少ないと
言えます。
ただし、残念なことに、どんどん扱いづらくなるのが特徴です。
男性は結婚すると、ある一定のところまではリードしてくれるのです。
ところが妻が「あなたはこうであるべき」という思いを持ちながら
夫に接するようになると、まるで人が変わったように
非情な行動に出るようになるのです。
あの時の優しかった彼はいったい、なんだったの?
こんなはずでは・・・
と悩みに悩んで私に相談に来られのですが、私が扱っている
ほぼ9割の方のパターンがこれなのです。
つまり赤ちゃん返りを起こすのです。
あなただけでなく、よそのお宅、み~んなそうですよ。
この場合、まず夫を大人の男性と見ることは一時停止します。
「ひげの生えた3歳児がいる」と思ってくださいね。
夫の退行現象は過去のあなたの夫に対する
理不尽(彼からすれば)な対応が原因です。
一般的に男性は結婚という生活圏の中では女性よりはるかに
幼児的に振る舞ってしまうものだということです。
●不理解(感謝されない。なども含む)
●認められない
●信じてもらえない
●尊敬されない
男性は妻からこの4つの要素を感じたとたん眠っていた
過去のトラウマ(生い立ちを含む)までもが一気に目覚めます。
横暴に振る舞ったり、理不尽な要求をしたり
引きこもり、無視、などの武器を振り回す。
あなたが4つのうち、どれかを夫に対して行っていたのかも?
と自分をじっくりと振り返るのです。
このことは全世界共通ですので、しっかりと頭に叩き
こんでいくぐらいがちょうどです。
これが結婚後の男性の特性だと受け入れましょう。
かつての頼りがいのある優しい顔はみじんもなくなってしまい
悲しいかもしれませんが、結婚生活とは想像を超えたはるかに
難しいものだと心得るよいチャンスなのです。
妻が「こうあるべき」を押し付けていれば、いずれそれは
表に現れてきます。
結婚生活というものは交際中とはまるで違う修行のような
ものだということを学ぶ時です。
この連鎖から離れるためにはさきほどいいましたように・・・
家に中には自分の子供と同時に「体の大きな3歳児」がいる
と思ってくださいね。
もちろん、これだけでは問題解決はしませんが、この捉え方を
しっかりとすればあなたの心が48%ぐらいは軽くなるものです。