平穏だったこれまでの生活が、ガラリと変わる時
離婚を告知された時の心境とは？
地獄の底のような苦痛を抱えて垂直の壁を
登っていくような挑戦です。
思わず奇跡が起こって欲しい！と
叫びたくなるような時もあります。
たしかにカウンセラーとしての私にとっても家族を救済する
仕事は毎日が挑戦です。
しかし、これまで疲れを感じることはあっても「やめたい」と
思ったことはただの一度もありません。
毎日が感謝、感謝の日々なのです。
カウンセラーは出産で言えば助産婦のような立場でしかありません。
子どもを産みだすのはクライアント自身です。
夫の裏切りに絶望的になる・・・・
自分の知らない夫の顔を見てしまった・・・
自らの屈辱と復讐心と戦いながらも
夫との出会いの意義を見出そうとすること。
クライアントさんの真摯な心がいつしか夫の変化を呼ぶ
時にはそんなクライアントさんの姿勢にいつのまにか
私のほうが心を打たれることもあります。
ある一定の時期になるとクライアントさんが異口同音に
おっしゃるのは・・・
「夫との問題が起こって、生き方が変わった」
「このことを通して自分が失ったものより得るものがあり
成長ができてよかったんです」
当初はクライアントさんの話を聞きながら
自分がこの問題を解決してあげなくては！と
思っていました。
しかし、ある時、そうではないことに気が付いたのです。
自分が解決するのではない・・・
そう思えることが多いのです。
実は夫婦問題に挑戦することは人生最大の転換をする時であり
進化のチャンスでもあるのです。
複雑極まりない問題に向き合いながらも
感謝の心で満たされる・・・
クライアントさんの姿勢に涙することが多々あります。
私はむしろ、クライアントさんからも教えられている日々であり
本当にありがとう！と心から言いたくなるのです。
